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〜開催告知までの軌跡〜

Act.2:PXF48人計画












(会場にAHR48の曲『あ・痛かった』が流れ、スーツ姿の男が登場)

モウバーサン「フフフ、貴様らも驚いたことだろう。古くはおワン子クラブ、現在は貴様らも知ってる秋葉原発の大人気アイドルグループ・AHR48を手掛け、作詞家・放送作家・脚本家・映画監督など様々な顔を持ちヒット作品を世に送り続けている、ご存知『冬元隆』氏だー!この度PXFの新・総合プロデューサーとして我々に力を貸してくれることとなった。」

CEO「もう各界の著名人は出さないって方針だったのに・・・!」

コラーク「・・・えっ?この人有名な人なの?偉そうに腕組んでる中年太りのオヤジにしか見えないんだけど。」

モウバーサン「貴様冬元氏になんてことを言っているんだ!!これから貴様らには、冬元氏のことを『冬元大先生』と呼んでもらうぞ。じゃあご挨拶を頂こう。」

冬元P「えー皆さんはじめまして、冬元隆です。この度はー、PXF代表・モウバーサン閣下から団体の力に加わって欲しいという申し出がありまして、PXFの総合プロデューサーという職務をやらせて頂くことになりました。まず、僕が考えるPXFの新コンセプトと言うのがあるんですが、それは『会いに行けるプロレスラー』です。

現状、PXFでは稼働している選手が48名と、僕の手掛けるAHRと偶然同じ人数のメンバーがいるわけなんですが、全てのメンバーを一つの興行に出場させるというのは現実的に無理なんですね。それによって出られるメンバー・出られないメンバーで偏りが出てきて、選手の管理や金銭的部分にも悪い影響が出てしまっているんです。

ですのでこれからは、よりスマートな経営方法を目指し、僕のAHRと同じように3チーム制を設けることにしまして、“チームP”、“チームX”、“チームF”とそれぞれ16名ずつに分けてチーム毎で公演、いわゆる興行をやっていく形を取ろうと思っています。こうすることで、メンバー全員が平等な試合数をこなしていけますし、柔軟な体制で地方巡業を行うことも可能になるわけです。

そして武闘館のような大会場の興行では、3チームの中から選抜された人気・実力伴うメンバーだけを出場させることにより、選手同士の競争力の強化も図っていこうと考えています。以上、簡単ではありますが僕の経営方針を述べさせてもらいました。」


モウバーサン「どうだ貴様ら!斬新かつ合理的な素晴らしい妙案だろー!この団体はなあ、彼のような頭のキレるスーパープロデューサーをずっと待ち望んでいたのだよ。ちなみに我輩はな、チームPに所属することにしたぞー。」

CEO「まんまAHRと同じやり方じゃないかー・・・。まさか興行で歌やらせたりまでしないだろうな。」

冬元P「えーそうですねー、よろしかったら皆さんで制服着て頂いて、歌とダンスもやって頂くと嬉しいかなーなんて。」

CEO「おいっ!!コラークとかならまだしもババア数十人が制服で歌うのなんて、企画モノA○でも見たことないぞー!」

モウバーサン「ババアでも踊りぐらい覚えればなんとかなるだろ。歌は口パクで合わせればいいのだし。」

冬元P「(汗を拭う仕草)・・・・・・・・・・・・。」

コラーク「そんなアイドル気取りなこと誰がやるもんですか〜!ワタシ達は超一流のプロレスラーよ。キクコ、舐められたもんね〜。」

キクコ「制服かぁ〜、高校卒業してからずっと着てないから、久しぶりに着てみたいかなぁ〜なんてぇ〜・・・」

コラーク「アンタが乗るんじゃないわよっ!」

モウバーサン「CEO、貴様はアイドル好きだったろ?昔ファイなんちゃらって団体ノリノリでやってたじゃないかー。ちょうどいい機会じゃないか、我輩達と手を組め。冬元氏は以前いたミッキー谷なんかと違ってな、金儲けだけじゃない、きちんと団体への熱意と愛情を持って経営に尽力してくれる人間だ。安心して任せられるぞ。」

CEO「確かにAHRもちょっと好きだけどさ・・・、ブームに乗っかって終わった時は、会場スッカスカになるだろー。」

冬元P「ブームが終わったら、またAHRシアターに戻ればいい。僕はそれで構わないと思ってる。」

CEO「アンタが構わなくても団体にいる俺らが困るんだよ!・・・でも、3チーム制で分かれて興行やるって形式はいいかもしれないなー。合理的に収入増やすことができるし、干されてた選手が注目浴びることもできるかもしれない・・・。よしっ、じゃあ実験的に一回やってみるかー。もしウケなかったら即刻解雇だからなーっ。」

モウバーサン「わかってるじゃないか!CEO。貴様が同意すれば話は早い。」

コラーク「ワタシはどうなってもしらないからぁ〜。」

キクコ「どうなるかわかんないけど、なんかワクワクするような〜!」

CEO「・・・ところでモウバーサンは、どうやって冬元氏と知り合ったんだ?」

モウバーサン「それはなぁー・・・、フッフッフ・・・・・。」

冬元P「(ニンマリ笑顔)・・・・・・・・・。」

コラーク「アヤシぃ〜〜・・・見てるだけで鳥肌立っちゃうぅ〜、あぁキモッ!」

CEO「冬元氏は聞いた話じゃ、おワン子クラブのメンバーと結婚しちゃったらしいじゃないか。そういう目で、選手を見るんじゃあないだろうなー?」

コラーク「それやっちゃいけないことじゃなぁ〜い。宇座子とか結婚適齢期とっくに過ぎたオバさん達ならどうしたっていいけど、ウチの若いメンバーに手を出したらタダじゃ済まないんだからねぇ〜っ!」

冬元P「・・・では次のお話に進みたいと思います。昇格メンバーとサブメンバーについてお話したいと思いますが・・・」

CEO「話流したなっ!」

冬元P「現在稼働しているメンバーは48人と先程もお話しましたが、更に新たな5名が正規メンバーへの昇格候補となっています。ではその5名を、ここでちょっと紹介させて頂こうと思います。」










ジェニー・エース

ニックネーム: 金髪の狼女
必殺技: コブラクラッチスープレックス
得意技: エースクラッシャー
(ピースクラッシャー/組み)
エースクラッシャー
(ピースクラッシャー/バック返し)
メキシカンエースクラッシャー
(メキシカンピースクラッシャー)
雪崩式エースクラッシャー
(雪崩式ダイヤモンドカッター)





井ノ上 和美 (いのうえ なごみ)

ニックネーム: 甲斐のなごみ系
必殺技: アルゼンチン式背骨折り
(アルゼンチンバックブリーカー)
得意技: うりゃーラリアット
(浴びせ倒しラリアット)
ブロックバスターホールド
スモールパッケージホールド
スクールボーイ





ひがし 玲果 (ひがし れいか)

ニックネーム: テキストオブレスリング
必殺技: パワードライバー
(カイザーボム)
得意技: サザン・スープレックス
(クロスアームスープレックス)
ジャンピングパワーボム
ダイビングセントーン
風車式バックブリーカー





ハヤーシャ・コンペーニャ

ニックネーム: 柑橘系破壊天使
必殺技: オレンジ・ラナレード
(ミステリオ・ラナ)
得意技: スーパーダイビングヘッドバット
ムーンサルトプレス/駆登り飛び
振り向き式正面飛びミサイルキック
ブリティッシュ・フォール





脇場 花梨 (わきば かりん)

ニックネーム: 脇にしか咲かない花
必殺技: 脇固め/バック返し
得意技: 脇固め/カウンター
足掛け腕固め
タイガーネックチャンスリー
一本背負い





冬元P「ジェニー・エースと、井ノ上和美は以前にもこの団体に在籍したことがある選手ですね。ひがし玲果はフリーランスからの所属候補となっています。その他の2名は現在研究生で、CEOの方からも昇格の推薦を頂いていますね。」

CEO「コンペーニャはコラークとキクコのユニット『pixy(β)』の新メンバーに加えようと考えている。脇場は地味担当として、どっかで地味に活躍してくれることを期待している。久々登場のジェニーと井ノ上も、過去出てた時以上のものを、見せてくれそうな予感がするな。

そして個人的に推したいのがひがし玲果。技一つ一つの重み、説得力、正確さはどの選手にも見習って欲しいぐらいだな。必殺のパワードライバーを初めて見た時の衝撃は、今でもゾクゾクするぐらい強烈に刻み付けられている。」


モウバーサン「全体的に地味目なのが多いが、確かな実力を持ってる選手達だな。貴様らが簡単に追い抜かれる日も近いかもしれないぞ。」

コラーク「へっ、抜かせるもんなら抜かせてみなさいよっ。まだこの子達には、エースのオーラが感じられないわ。」

キクコ「ワタシもウカウカしてられないねぇ〜!まずコラークに結果で追い付かないといけないから。」

コラーク「ワタシだけじゃないわ、アンツェルという大きな壁も待ち構えているからね。ってアレっ?アンツェルは・・・?」

キクコ「もうとっくに帰ったわよ。冬元先生が経営の話してる途中に、一礼して。」

コラーク「全っ然気付かなかったわ。アンツェルも太った腕組んでるオッサンの話に興味無いみたいね。」

モウバーサン「太ったオッサンと呼ぶなあ!冬元大先生と呼べ。」

冬元P「・・・で、昇格候補が5人いるわけですが、僕はあくまでPXFは48人にこだわりたいと考えているんです。じゃあどうするかというと、昇格候補を含めた53人のうち、5人をサブメンバーという扱いにしまして、メディア出演等で試合に出られないメンバーの補充を主に担当してもらおうと思っています。率直に言えば、たるんでるメンバーを5人減らします。」

コラーク&キクコ&CEO「ええーーーっ!?」

モウバーサン「貴様ら全員がのうのうと続けていけると思っているかー?そんな甘い世界じゃないんだよ、この業界はー!」

コラーク「なによたるんでるのは、冬元のオッサンのお腹じゃなぁ〜い。」

キクコ「シィーッ、コラーク!それ言っちゃダメ。」

CEO「うちのメンバーで腹たるんでる奴減らしたら、半分も残んないなー。」

冬元P「・・・というわけで、これからサブメンバー候補5人が、昇格候補5人と査定試合を行ってもらい、そこでの結果で最終的な昇格メンバー、サブメンバーを決めたいと思います。」

CEO「また話流したなっ!」

モウバーサン「降格候補5人は、あえて紹介する必要は無いだろう。名前だけは言っておくか、レトルトーノと中島と貴澄と大鳥とでぶぃだ。どいつも与えられたチャンスを生かさず、ズルズルと下っ端戦線に居座ってるダメな奴らだ。

今回は昇格候補を披露する目的も含めてな、特別に試合の動画も上げといてやったぞ。降格する奴らはこれが我々の見る最後の姿となるだろう。最初で最後の舞台だ、しょっぱい試合だけはするんじゃないぞ。」










−昇格・降格査定試合1−
昇格候補 ひがし 玲果 VS レトルトーノ・ボンククレ 降格候補



>試合結果を表示






−昇格・降格査定試合2−
昇格候補 ジェニー・エース VS プリーズ 貴澄 降格候補



>試合結果を表示






−昇格・降格査定試合3−
昇格候補 井ノ上 和美 VS 大鳥 ヘップババーン 降格候補



>試合結果を表示






−昇格・降格査定試合4−
昇格候補 ハヤーシャ・コンペーニャ VS プリティ 中島 降格候補



>試合結果を表示






−昇格・降格査定試合5−
昇格候補 脇場 花梨 VS でぶぃ夫人 降格候補



>試合結果を表示






モウバーサン「それでは我輩と冬元氏が、各試合にコメントをしていく。まず最初はひがしとレトルトーノ。査定試合だからってレトルトーノは勝つのに必死だったようだがな、勝てば降格を免れると言ったわけじゃないぞ。しかも、このカード組ませたの2回目なんだからなー?

冬元P「そうなんです実はもう1試合同じカードをやったんですけど、ひがしが見せ場を作れないうちに終わってしまったんで、再試合でもう一度チャンスをあげてみたんです。チャンスの順番は、平等にとは考えていたんですけどね。

でも、こういうひがしのような派手さは無いけど実力があって、お人好しなタイプっていうのは最後まで生き残ると思う。センターは取れなくても、常にグループの中の端っこに自分のポジションを確保しているというか。」


モウバーサン「次はジェニーと貴澄だ。貴澄は相変わらず大舞台になると弱いな。ジェニーはしばらく試合から遠ざかっていたとは思えないぐらい、キレが良かったな。」

冬元P「ジェニーもスーパーサブが似合う選手ではあるんですけど、僕はセンターを狙いに出る彼女も見てみたい。名前はエースですけど、エース級の選手と戦うことで輝けるタイプだと思いますね。」

モウバーサン「次は井ノ上と大鳥だ。なんつーかコメント求められると困るなー、この2人の試合は。」

冬元P「井ノ上は俗に言う“ヘタレ”キャラなんですけど、ヘタレであればあるほどなぜか応援してあげたくなる貴重な存在なんですよねー。それでたまに結果を出した時は、“なごみのくせに”ってイジってもらえばいい。こんなアイドル、今までいなかったでしょう?・・・あっ失礼、プロレスラーでした・・・・・。」

モウバーサン「次はコンペーニャと中島だな。ヘタレと言えば中島もだが、今日は新人相手に随分エグい攻め方をしたな。大怪我でもさせたら貴様の将来も無いぞ。」

冬元P「コンペーニャは惜しくも敗れたんですけど、100点満点に近い大善戦でしたね。新人らしからぬ度胸が据わってる子だなーと思いましたし、こういう天真爛漫な性格は、グループに無くてはならない存在ですね。次期エース候補の一角で間違い無いです。僕にとってはまさにBINGOな子です。大人になんかなるな。」

モウバーサン「さて最後は脇場とでぶぃだ。こちらもロングマッチの死闘だったな。まったくでぶぃも新人に危険な技を使いまくりおって。」

冬元P「脇場の執念深さは本当にすごい。もちろんセンターに立つタイプでは無いんだけど、ある意味センターよりも目立つ存在だと思うんです。僕はそんな彼女を、ヘビーローテーションで追っ掛けていたい。」

モウバーサン「では冬元氏、最終的な昇格と降格のメンバーを発表して頂こう。」

CEO「・・・お前達が喋る時間設け過ぎだろー!完全にお客さん置いてかれてるぞ。もういい加減、次の大会発表したいんですけど・・・・・。」

コラーク「オッサンとバアさん、話長いのよぉ〜・・・。もうワタシ、立ってるだけで疲れちゃったんだけど。」

冬元P「では発表します。昇格候補の5人は、よく頑張ってくれたんで全員昇格にします!君達が団体の未来を、背負っていって欲しい。・・・降格候補に選ばれてしまった5人ですが、残念ながら当初の予定通りサブメンバーに降格とさせて頂きます。」

CEO「最初っから決まってたんじゃねーか!」

コラーク「チョット〜〜!!それじゃ、必死に戦って勝った降格の人がかわいそうじゃなぁ〜い。・・・別に、かわいそうって言ってもワタシには関係ないんだけどさ。」

モウバーサン「最後に花を持たせてやったんだから感謝すべきだろ。さあこれで正式な各チームの所属メンバーが決まったな。」

冬元P「ではPXFの正式メンバー48人によるチーム構成を、発表したいと思います。ちなみにこれまで結成していた各ユニットは、オバンバ政権を除いてこの段階で全て解散してもらいました。」

コラーク「ええーーっ!?じゃあワタシ達のユニットも、GRREN隊とか血鬼軍も全て無くなっちゃったわけー?」

冬元P「はい、一度ここでリセットして、皆にはもう一度Beginnerからリスタートしてもらいたいという思いからですね。」

CEO「俺の知らないところでそこまで計画進んでたのか・・・・・。」

モウバーサン「弱小どもが4、5人集まったところで何の力にもならんのだよー!これからはあくまでチーム単位で活動してもらうからな。」

コラーク「勝手に話進めんじゃないわよぉ〜!!せっかくキクコと2人でスタートしたってゆうのに・・・・・。」

キクコ「コラークなら大丈夫よ〜。それにチームの皆が仲良くしてくれるって。」

冬元P「チームの構成は、フロントの方々の意見も参考にしまして、なるべくユニットで活動してたメンバーも支障にならないよう調整を施しています。こんな感じですね。」


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