|
 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
| 〜開催告知までの軌跡〜 |
|
Act.1：コラーク、屈辱の○○○○！？
|
（前大会終了後のオフ興行で、モウバーサンとのシングルマッチを戦うコラーク。しかし前大会での全敗を引き摺ったまま、この試合も精彩を欠く。）
モウバーサン「コラーク、貴様は結局そんなもんか。仮にも次期エースと期待された人間が大会は全敗、そしてこの体たらく。もう終わって欲しけりゃ終わらせてやるぞ。」
コラーク「・・・戦うの、怖い・・・・・ワタシもう、戦いたくない・・・・・・・。」
セコンドのキクコ「コラーク、諦めないで！アナタはワタシと共に団体の未来を託されたエースなのよ！大嫌いなババアなんてぶっ潰しちゃいな！」
セコンドのアンツェル「コラーク、皆がついてるから、大丈夫だから・・・。」
モウバーサン「フフフ、どうやら完全に戦意喪失のようだな。じゃあ、我輩がここでいい提案を与えよう。こうするんだ。」 |
モウバーサン「今からこの我輩の股をくぐったら、特別に試合放棄の権利をくれてやるぞ。どうだ簡単だろ。やるか？やらないのか？」
キクコ「ちょちょっとー！なんてことやらそうとすんの？コラーク、アナタならそんなこと絶対やらないわよね。トラースキッスを思いっきりぶち込んじゃいなさい！」
アンツェル「コラーク、まさか・・・・・。」
コラーク「ワタシ、戦うの怖い・・・もう戦うの、嫌・・・・・・・・」 |
（コラークの試合放棄がみなされ決着のゴング。場内から物が投げ込まれ暴動に。）
モウバーサン「ハーッハッハッハッ！！！！本当に股くぐってやんの、バカだろほんと。おい貴様ら、これが次期エースと期待された女の末路だ。一緒に笑ってやれ。」
キクコ「コラーク・・・・・どうしてよっ！！負けても負けても這い上がってくるのがプロレスラーじゃないっ！」
アンツェル「コラーク・・・・どうしてこんなことに・・・。」
観客Ａ「ＢＯＯＯＯＯＯＯＯＯ！！！！！！ふざけんな金返せー！！」
観客Ｂ「コラーク見損なったぞー！！買ったＤＶＤ全部オクに売ってやるー！」
観客Ｃ「コンペーニャに推し変する〜！」
コラーク「・・・・・（涙声で）ワタシのファンの皆さん・・・、本当にすいません・・・・・。応援してくれる皆さんがいるのに、どこかで孤独と戦いながら過ごしてきました・・・。ワタシは、自分に自信があり過ぎるほどあって、レスリングも上手いし、マイクも上手いし、かわい過ぎるほどかわいいし・・・・・」
キクコ＆アンツェル「え・・・・・・・・？」
モウバーサン「なに言ってんだコイツ・・・・・」
コラーク「第三者は色んなことを言います。ビクトリー武蔵も氷川光秀も出ない、アバター作れるだけのファイプロをファイプロと言えるのか？会場がバーベキューで、爺さん婆さんが敵キャラで出てくるゲームをファイプロと言えるのか？・・・・・」
キクコ「もう完全に、病んじゃってるわね・・・・・。ワタシもお手上げだわ。」
モウバーサン「どうせＣＥＯがいつものようにネタ言わせてんだろ。下らん。」
コラーク「ワタシは今日をもって、しばらくこのリングを離れますが・・・・・、ワタシのことは嫌いでも、ＰＸＦのことは嫌いにな・・・」
モウバーサン「言わせねーよ！そこから先は言わせねーよ！別に出ていくんなら勝手に出ていくがいい。２度と戻らんでいいぞ。貴様にレスラーとしての未来など無い。せいぜい夜の店でオヤジ共の気を引いて、大金貢がせるのがお似合いだ。」
コラーク「さようなら・・・・・・・・。（リングを下り退場）」
キクコ「コラークー！！早く戻ってきてよー、ワタシ達信じてるからー！」
アンツェル「コラーク・・・自分がもう少し頑張っていれば、こんなことに・・・・・。」
モウバーサン「貴様らも同じ雑魚レスラーなんだから一緒に出ていっていいぞ。アンツェルはたった１勝で予選敗退、キクコはAlice Cup69th全敗で予選敗退。ちょうどいいじゃないか、雑魚が減ってくれれば団体のレベルが向上して助かる。」
キクコ「なによ、アンタだって１勝しただけで予選敗退してるじゃなーい。全っ然他人の事言えないじゃなーい。」
モウバーサン「フハハ、我輩は全敗しようと予選敗退しようとな、冬元氏が推す限り永久に団体のセンターなのだー！貴様らが何回、何十回優勝してベルトを防衛しようとも、この地位は変わらんのだ。じゃあ、そろそろ冬元氏からの重大発表が行われるから、貴様らはこのへんで下がれ。」
キクコ「またよからぬこと企んでるんでしょうね。」
アンツェル「すごい、胸騒ぎがする・・・。」
（キクコ、アンツェルが退場） |
>>Act.2へ
|