〜予選リーグ最終日・Aブロック〜
−第1試合− |
(1615pt) 真希ちゃん | VS | 山本 さやか (1804pt) |
ほぼ互角のまま試合は中盤戦へ。開始5分、先に大技を仕掛けたのは真希ちゃん。ダブルアームスープレックスから必殺・ゴマキ・クロス・フェイス。そしてジャーマンスープレックスでフォールを決めます。これに山本も応じるように、ソバットからサマーソルトドロップ、ロープワークからのクロスチョップ、ムーンサルトプレスと猛反撃に出ます。 開始9分が過ぎ、ここから終盤戦へ突入。真希ちゃんがソバットコンビネーションから四の字ジャックナイフ固め。これは2カウントで山本が返すと、お返しとばかりに足掛け延髄斬りからフライングボディアタック。この後のバック取りは真希ちゃんが前転膝十字で返すものの、一足早く起き上がった山本がラ・マヒストラルで逆にフォール。一瞬たりとも目が離せないこの攻防。 |
その後に裏膝十字、チキンウイングアームロックと寝技で攻めこむ真希ちゃん、フックでダウンさせバック取りへ。しかしこれは取り返した山本がフェイスクラッシャー。そしてソバットを決めて山本がコーナーへ登り、必殺・自由への飛行敢行。予想通りの激しいロングマッチを繰り広げる両者、勝利の切符を掴むのは果たしてどちらか。 必殺技を喰らいつつも前転式逆十字へ持っていき形勢逆転を図る真希ちゃん、反対側のコーナーへ寄せるとカーフブランディング。ここから最後の追い上げか、バックを取り豪快なスリーパースープレックス。さらにモンゴリアンチョップを決め、ここから敢えてフォールに行かず、チキンウイングアームロックでギブアップ狙いへ。 これまでの闘いでは後一歩で奪えなかったギブアップでの勝利を、最後こそはと真希ちゃんが全身全霊を込めて決めにいきます。その想いは届いたのか、完全に腕が決まり山本がギブアップ。真希ちゃん、念願の初ギブアップ勝利で最終日を終えました。 |
○真希ちゃん 対 山本 さやか× (14分05秒、チキンウイングアームロック) 獲得ポイント:1405pt 累計ポイント:3020pt |
−第2試合− |
(5264pt) 凄井 宇座子 | VS | ヨッスィー (1027pt) |
宇座子の予選全勝突破最後の壁は、同じくパロX代表のヨッスィー。体調は悪くないものの、宇座子と比べいまいち結果を残せていないだけに、最後は勝利を狙っているはずです。しかし宇座子はこの試合もうまく自分のペースへ持っていき、5分台にキャプチュード。 ヨッスィーの逆エビ反り固めも自力で振り解き、2度目のキャプチュードからフォールへ。その後はバンザイドロップ、タランチュラも決めるなど、最後の試合でもあらゆる攻撃手段を用いて勝利へ向かいます。最後こそは勝っておきたいヨッスィーも、拷問式コブラやスコーピオンデスロック、ボディシザースを2発決めるなど奮闘しますが、フック掌底からこんぴら山ジャーマンでフォールされ危うくカウント2.9。 |
劣勢に立たされるヨッスィー、この後オレンジクラッシュを決めるもののすぐに宇座子がキャプチュード、フック掌底、ゴッチ式パイルドライバーと大技ラッシュで振り切り、更にフック掌底、漬物石落とし、チキンウイングアームロックと圧倒的な大技の連繋。 もはや宇座子の勝利も時間の問題か。しかしヨッスィーもまだまだ諦めません。このまま負けられるかと必死の形相で立ち上がり高角度パワーボムを炸裂させ、ショルダーアームブリーカーから弓を引くガッツポーズ。背後から鮮やかな逆回し蹴りを決めロープへ振ってのジャンピングフロントハイキック。 ここで2度目のガッツポーズ。このまま勝利へ持っていけるか、観客も期待に胸を躍らせます。フィニッシュを狙いに行きますが、逆にロープへ振った宇座子、バックへ回り込んで2発目のこんぴら山ジャーマン。リング中央で完全に決まり、これにはヨッスィー両肩を上げられずカウント3。優勝の2文字しか見えていない宇座子、この試合も貫禄の勝利。ヨッスィーも健闘しましたが、悲願の勝利はなりませんでした。 |
○凄井 宇座子 対 ヨッスィー× (13分24秒、こんぴら山ジャーマン) 獲得ポイント:1324pt 累計ポイント:6588pt |
−第3試合− |
(3945pt) ブルー・ノイズ | VS | アイチュン (2749pt) |
短期決着を警戒してか、アイチュンがフロントスープレックスの2連発やお株を奪うようなドラゴンズ・レイなどスタートダッシュの構えを見せます。これに本家のブルーも呼応。スクリューハイキックやギロチンドロップを連続で決めていき早いペースで試合が進みます。 アイチュンのツームストンを返したブルーが逆にツームストンを決め、一旦はメキシカンストレッチに捕らえられるも対角線コーナーへ振り必殺・ドラゴンズ・レイを敢行。あわやカウント3が決まるギリギリというところでアイチュンが間に合い、場内は騒然とします。 |
開始7分ながら、ブルーにとっては最後の追い込みか。投げっ放しジャーマン、フロントスープレックスホイップと連続で豪快に投げ、カンクーン・トルネードでフィニッシュへ。これは2でアイチュンが返し、ジャンピングバックドロップで反撃を狙いますがすぐさまブルーがウラカン・ラナで丸め込み。これもきわどいカウント2.9。 あとはフォールするだけのブルー、付け入る隙を与えずそれから約20秒後に四の字ジャックナイフ固めで再びフォールへ。難なく3カウントが入り、ブルーの快勝。これにより、Aブロックはベストバウト賞がどの選手に渡っても、宇座子とブルーの予選突破は確定しました。 |
○ブルー・ノイズ 対 アイチュン× (9分59秒、四の字ジャックナイフ固め) 獲得ポイント:959pt 累計ポイント:4904pt |