～予選リーグ最終日・Ｂブロック～
| －第１試合－ |
| （２１６１ｐｔ） ＹＯＵＫＯネーさん | ＶＳ | 麗式 お富 （６２０ｐｔ） |
| 前回のツジちゃん戦での善戦に手応えを掴んだか、この日序盤にコーナー踏みつけを２度成功させるなど調子の良いお富、最終日に１勝目を挙げられるか。しかし先に大技を決めたのはネーさんでした。一本足頭突き連打を決めたあたりからペースが加速し、７分にはフェイスバスターとＳＣスタナー。８分には大阪御堂筋スタナーから旋回式ドクターボム。 こうなれば勝負はあったか。９分台にも旋回式ドクターボムを決め勝利は目前。この日こそは結果を残したいお富も大技を喰らいつつフェイスロックに捕らえるなど応戦はしていますが、ネーさんは１０分台、これまでの試合で見せることのなかったシャイニング・ケンカキック、２度目の大阪御堂筋スタナーも飛び出し力量で圧倒します。 |
| しかしこの直後、お富が初めての大技コンプリートショットで反撃。そしてバックを取ってジャーマンスープレックスホイップ。さらにはランニングしての飛びつき前方回転裏膝十字固めを決めまさかまさかの猛ラッシュ。が、攻撃もここまでか。その後すぐにネーさんが必殺“２９歳”をお見舞いし、両手押さえフォールへ。 これはさすがにお富、両肩を上げられずこの試合も勝利ならず。ＹＯＵＫＯネーさんがこの勝利により、ベストバウト賞との相乗効果で予選突破を狙います。 |
| ○ＹＯＵＫＯネーさん 対 麗式 お富× （１１分２８秒、“２９歳”→両手押さえフォール） 獲得ポイント：１１２８ｐｔ 累計ポイント：３２８９ｐｔ |
| －第２試合－ |
| （１９６８ｐｔ） 大空 ひかり | ＶＳ | ツジちゃん （４２１８ｐｔ） |
| 開始直後にセイバーアタック、コーナーへ何度も叩きつけたりヘッドロックパンチでラフに持ち込むなど、あの手この手を尽くすツジちゃんですが、先に大技を仕掛けたのは大空でした。開始３分、エルボーやスリーパーなどそれまでは慎重に攻めを伺っていた大空が突然のリバースパイルドライバー。Ａブロックのブルー同様、やはり突然の猛ラッシュには恐いものがあるＡｌｉｃｅ勢。 その後６分には必殺みちドラⅡでフォール。ツジちゃんも手数では決して負けてはいませんが、大空の体力を消耗させるには至らず中技どまり。その後も大空が大技を繋ぎ、高速ダブルアームスープレックス、捻り式バックドロップ、ローリングエルボー、水車式バックブリーカー、ハイジャンプフェイスバスター、ジャンピングハイキックと立て続けに決まります。 |
| 開始１０分が経過しても大空の勢いは全く衰えることを知らず、ローリングエルボーを２連続で決めダブルアームスープレックスホールドへ。既にツジちゃんは虫の息か。唯一唐竹割りからの「ののとるね～ど」でフォールこそはしたものの、決定打には欠き１２分台での大空のみちドラⅡでピンフォール。 首位を独走していたツジちゃんから完勝してみせた大空、予選突破への道はベストバウト賞獲得のみとなりましたが、武者逝のプロレスにも通じる容赦なき攻撃性で、Ａブロック宇座子との対決はなるのでしょうか。 |
| ○大空 ひかり 対 ツジちゃん× （１２分２４秒、みちドラⅡ） 獲得ポイント：１２２４ｐｔ 累計ポイント：３１９２ｐｔ |
| －第３試合－ |
| （２８７６ｐｔ） 二代目浦見 魔寿代 | ＶＳ | 飯野 佳容 （１６９４ｐｔ） |
| お富の善戦に刺激を受けたか、この試合序盤戦を互角に闘う飯野。開始直後のボディブロー連打やケンカキックなどで先手を取る浦見に対し、水車落としやジャンピングエルボーなどで充分に対抗します。そして５分台にはジャンピングＤＤＴを炸裂。 ここから浦見も大技を積極的に狙い、ディスカッションパンチからの三角絞め、パワースラム、クアラッシュからの片羽締めと得意の寝技へ持ち込みペースを引きずり落とします。しかしここから飯野も応戦し、ボディブロー連打からのダイビングギロチンドロップ、内股ハイキックラッシュ（ブラジリアンキックラッシュ）から一回転ドロップキックを決めるなど、これまでの試合の中でも最高に持ち味を発揮させます。 |
| このまま勝利へ持ち込めるか。ペンデュラムバックブリーカーから得意のカニ歩きポーズ。そして立ち上がらせると上段後ろ回し蹴りを２連発で決め、２度目のダイビングギロチンドロップ。後一歩まで行きますが、この後浦見がパワースラムで猛攻を止め、必殺・恨み顔面砕きから片羽締めという必勝パターンへ。 これは必死に耐え凌ぎ、内股ハイキックラッシュを２連続で決めてのミサイルキックと再び猛攻を開始する飯野でしたが、フックであえなくダウン。浦見が両手中指立てで観客を煽ると、そのまま片羽締めに持ち込みこれに飯野がギブアップ。持ち味を最大限に発揮していただけにまだまだいけると思った飯野でしたが、勝利への壁は厚く。浦見が最終戦も勝利で飾り、ベストバウト賞発表の時を待ちます。 |
| ○二代目浦見 魔寿代 対 飯野 佳容× （１２分４４秒、片羽締め） 獲得ポイント：１２４４ｐｔ 累計ポイント：４１２０ｐｔ |