ファイモニ「最強アイドルコンビ決定リーグ戦」

〜第八回戦の試合カード〜

・第1試合 「後藤&安倍」VS「石川&吉澤」 ・第3試合 「中澤&福田」VS「りんね&柴田」
・第2試合 「飯田&石黒」VS「矢口&ミカ」 ・第4試合 「平家&アヤカ」VS「今井&島袋」


注目の一戦
第1試合「後藤&安倍組」対「石川&吉澤組」


この因縁の対決が遂に実施されることとなった。吉澤の入場コスチュームは新撰組をあしらい
頭にハチマキという気合いの入れよう。開始前の両軍の睨み合いではバチバチ火花を散らしている。

そして運命のゴング。4人ともこの日、体調を万全の状態で迎えている。石川のフラッシングエルボーは
相変わらず歯切れの良さを見せている。これを2発決めただけで、後藤が安倍に交代。
その後、安倍のショルダーネックブリーカードロップで石川が吉澤に交代、お互い速いタッチワークを見せている。

中盤、吉澤が優勢にペースを握る。だが後藤も串刺しボディスプラッシュ→セントーン・アトミコで
石川に試合の権利を渡させる。

後半、石川が一気に安倍を捕らえにかかる。卍固めを連発後串刺しDDT、エクスプロイダーを敢行。
これにたまらず後藤にタッチ。そして後藤へも変形ツームストン、飛びつきDDTでハイスパート。

後藤もDDT、フライングニールで必死に逆転への布石を作る。そしてローリングジャーマンから
後方回転エビ固めに移行する「ゴマキスペシャル」を披露。反撃のチャンスと見た後藤、
出し惜しみすることなくデスバレーボム、クロスアームサンダーファイヤーで勝負に出る。
更にデスバレーボム→ゴマキスペシャルという荒技もやってのける。しかしこの後のスモールパッケージ
ホールドさえも決まらず耐え凌ぐ石川。

交代を受けた吉澤へも後藤が猛ラッシュ。ダイヤモンドカッター、グラウンドコブラと立て続けに繰り出すが、
吉澤も場外へのウルトラタイガーアタックを決め、「恐れる」という感情を完全に打ち消して挑んでいるこの闘い。

リングイン後、後藤が吉澤から投げっぱなしジャーマン→垂直落下式バックドロップという痛い連繋を
喰らってしまう。そして安倍対吉澤に移ると、激しい得意技のフォール合戦が繰り広げられる。
吉澤オレンジクラッシュ安倍ナッチクラッチ吉澤2連続高角度パワーボム安倍垂直落下式ファルコンアロー
吉澤再びオレンジクラッシュ。ここでナッチコールが会場全体に吹き荒れたが、返す余力を残しておらず、
カウント3。石川・吉澤組が因縁の闘いにピリオドを付けた。

吉澤「これで気持ちがスッキリしました。もうモメ合いをするつもりは無いし、ごっちん、安倍さんも
分かってくれたと思う。」

石川「またもとに戻って仲良くやっていきたいと思います。あいぼん・ののに対する敵意みたいなものも
無くなったし。みんな良いライバルです。あとは優勝目指して頑張るだけです。」

吉澤「なんかすがすがしい気分になってきたなー。これも青春っていうのかなー・・・。」
石川「青春の1ページって、地球の歴史からすると、どのくらいなんだろう・・・。」

後藤 ×安倍  対  石川 ○吉澤
(21分50秒、オレンジクラッシュ)


第2試合「飯田&石黒組」対「矢口&ミカ」


今回は矢口・ミカ組のスランプが取り除かれたと言っていい状態で、試合が展開された。

自分とは身長差が約25cmはあるかという飯田に対して、豪快にボディスラムを決める矢口。
長期戦での名勝負を何度も演じてきた飯田・石黒にミカは、パンチのラッシュ、カナディアンBBドロップを
早い段階で決めていく。そしてそこからココナッツバスター、ドラゴンスリーパー、リバースパイルドライバーと、
秒殺狙いとばかりに飯田を追い込んでいくミカ。

矢口も地団駄踏みで期待に応える。袈裟切りチョップ、マリッペスパイクで石黒の動きを止めにかかる。
いつものような起死回生のドラマを展開できないまま、スーパーマリッペダイナマイト後のビッグバディボムで
石黒あえなく3カウントのゴング。久々に矢口・ミカ組が粉砕しての勝利を手にした。

飯田 ×石黒  対 ○矢口  ミカ
(11分24秒、ビッグバディボム)


第3試合「中澤&福田組」対「りんね&柴田組」

「あいつらに勝つのは余裕や」とまで言い放った中澤。ここのところ白星つかずのりんね・柴田組、
ここで汚名を晴らせるか!?

何か気だるい表情をしているこの日の中澤。ペースは優勢なものの、フィニッシュに持ち込もうという覇気が
今ひとつ感じられない。結局このような状態のまま、終盤にまでもつれ込んだ。

10分40秒を経過したところで、福田が場外でノーザンライトボムとパワーボムを放つ。そして中澤が
バックブロー、喧嘩キックを連発し、歓声が大きくなり始める。一方的にやられている状態のりんね・柴田組。
一時的にチャンスを掴みかける状態を作るものの、その後に繋がらない。

中澤が指鳴らしアピールをいつもより多く見せ、フォール技を出さずにナックルを連発。
りんね・柴田が袋叩き同然となってしまっている。開始20分を過ぎたところで「そろそろ終わらすか」
いった面持ちで、ようやくフィニッシュ技のドクターボムを決めてカウント3。中澤・福田が難なく勝利をもぎ取った。

○中澤  福田  対 ×りんね  柴田
(21分18秒、ドクターボム)


第4試合「平家&アヤカ組」対「今井&島袋組」

今井がアヤカに、島袋が平家にそれぞれシングル戦で敗れており、今井・島袋組が最も強いライバル意識を
持っているチームが平家・アヤカ組である。

開始7分が経とうとしたところで、平家が早くもミチヨカッターを島袋に決めていく。それを今井にも繰り出したが、
その後にスクリューハイキックで迎撃し、サンダーファイヤーパワーボムを決める今井。
この辺りが両者共に気合い充分といったところだ。

経験を含めてインサイドワークで今井・島袋組が一歩上を行っているが、アヤカもこの試合、大いに奮闘。
大技を喰らいつつも、ジャンピングニーパット→マッドスプラッシュ、ジャンピングパワーボム、
ダイナマイトニーリフト→ダイビングラリアットと、若手としては堂々とした大技のコンビネーションを見せ、
観客を大いに沸かす。

しかしこれで力を全て出し尽くしてしまったのか、スクリューハイキック→スワンダイブエリコクラッチ後の
サンダーファイヤーパワーボムでカウント3を入れさせてしまい敗退。
今井・島袋組も優勝争いの一角に食いつくこととなった。

平家 ×アヤカ  対 ○今井  島袋
(16分41秒、サンダーファイヤーパワーボム)


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