−3日目試合結果−
〜第1試合〜 ミキスケ VS プリンセス りんこ |
2大会連続出場のプリンセスりんこが、前回闘ったRINNEと同じ所属元のミキスケと激突。序盤、低空ドロップキックやカニ挟みを駆使し、脚攻めを展開するミキスケ。この戦法に若干押され気味のりんこも、逆片エビ固め、四の字固めなど同じく脚攻めで対抗します。 最初に大技を出したのは7分台、ノーザンライトスープレックスでフォールするミキスケ。さらに旋回式垂直落下ブレーンバスター、ジャーマンスープレックスホイップと繋いで再びフォール。りんこのバックドロップもブルドッキングで防ぎ、ストレートアームバーへ。 |
そして再びノーザンライトの体勢、これは一旦、りんこがDDTで返しますが、もう一度狙うと今度は成功。りんこをカウント2.9に追い詰めます。まだまだ終わりたくないりんこ、ローリンコバックドロップで投げつけますが、すぐにミキスケが必殺「そっと裏投げて。ギュッとブン投げて(裏投げ)」で取り戻し、エプロンサイドからプランチャ。 もはや圧勝目前のミキスケ。りんこがロープワークから二段蹴りをヒットさせ、ショートレンジから再び二段蹴りを決めますが勝利はほど遠く。この後ミキスケがバックを取り、ジャーマンスープレックスホイップから背面式片エビ固めを落ち着いて決め、3カウント。ミキスケ危なげない勝利です。 |
○ミキスケ 対 プリンセス りんこ× (11分04秒、ジャーマンスープレックスホイップ→背面式片エビ固め) |
〜第2試合〜 前頭5:20&3年Z組 岡間先生 VS 堀 善男&畠中 増夫 |
その強烈すぎるキャラクターによって自粛体制となっていた前頭5:20が、ここに来てまさかの登場。軍プロの岡間先生との“ホモ&オカマコンビ”として、爆進党の2人に挑みます。まずは前頭と堀の局面。体格的に堀が勝るものの、前頭も地獄突きを多用しつつリングを速い速度で歩き回り翻弄。 そして前頭が岡間へ最初のタッチ。すると岡間がパワーボムの体勢、前頭のサポートを受けての合体パワーボム炸裂。すぐさま岡間がフィストドロップで追い撃ち。そして前頭がさらにブルドッキングヘッドロックを決め、岡間がコーナーへ。ダイビングボディプレスで鮮やかに空を舞い、フォール。この完璧な連繋にエプロンの畠中も慌ててカットに入ります。 この時からすでにホモ&オカマコンビが圧倒的に有利な状態。代わった畠中には岡間がメキシカンピースクラッシャー、金的ヘッドドロップ、コブラクローなどを決め前頭もフライングボディアタック、元祖STFからの拷問逆片エビ固めなどじりじり攻め続けます。 |
爆進党として存在感を見せつけたい堀、ショルダーネックブリーカーやRYUスペシャルで体勢をなんとか取り直そうとしますが、技を決めれば技を決め返されるという展開で留まります。開始14分、この日最も好調の岡間が踏み込み地獄突きからダイビングボディプレス。カットに入る畠中へはコブラクロー、そして堀には必殺「爆走パワーボム(ランニングパワーボム)」で縦横無尽にリングを駆け回るという大活躍。 爆進党チーム、混戦で畠中が前頭に捻り式ベリートゥーベリー、堀が岡間へスピアーを決め分断するも、すぐに立て直した岡間が鶴の舞ポーズからサマーソルトドロップ。その後2発目も決まり、交代する畠中にも踏み込み地獄突きが気持ちいいほどよく決まり、マイクアピールを見せての釣り鐘式ヘッドドロップなどまさにやりたい放題。 会場を見渡すアピールをしている間、前頭にスーパーダイビングヘッドバットを決めさせ自らがフォールに入るなど、チームプレーも完璧。畠中が強引にリングへ落としマイクアピールを決め返しますが、畠中の視界に届かないところで椅子を持ち出していた岡間、いつのまにかコーナーポスト付近にそれを置き、「お仕置きバスター(ブロンコバスター)」の体勢を作り出します。 |
ローリングソバットで畠中コーナーに尻餅。アピールを決めいよいよ敢行。椅子を土台にして威力倍増、この巧妙なラフプレーにお客さんも拍手喝采です。屈辱的なプレーによって県知事のプライドを汚された畠中、このまま好きにはさせまいとすぐに立ち上がりクリスタルカッターで反撃します。 ここからフォール、しかし前頭が簡単にカット、混戦に加わる堀も倒すと、前頭の腰振りダンスと岡間のマイクアピールの共演。その後もホモ・オカマコンビの勢いは止まらず、岡間がさきほど持ち出した椅子で、向かう堀と畠中を両方殴打。 堀がリングに戻るのを見計らい、畠中をローリングクレイドルでリング全体ぐるぐる回し、フォール。自軍コーナー付近で決めたため堀もカットに間に合わず、前頭が串刺しDDTで万全のアシスト。ここでカウント3が入り、前日の駄目男とのコンビと同様、岡間がパートナーとの抜群の連繋プレーを見せての勝利となりました。 |
前頭 ○岡間 対 堀 ×畠中 (22分19秒、ローリングクレイドル) |
〜第3試合〜 NONO VS 田中 愛子 |
試合序盤、持ち前のジャベを多種多彩に使い分けNONOの動きを封じる田中。これといった技を決めさせず中盤まで持ち込もうとしますが、NONOも中盤からパワー殺法を解禁、ブレーンバスタースラムやバックブリーカースラムで投げつけます。 そして8分、NONOがカナディアンバックブリーカードロップからバックを取って、投げっぱなしジャーマンで田中を場外に落とします。ペースを取られまいと、場内に戻れば再びジャベでグラウンドに持ち込む田中ですが、NONOはこれに乗らず、今度はターボドロップUで田中の体を空中一回転。フラフラで起き上がる田中を鶴の舞ポーズで挑発、前日の試合同様NONOが圧倒的な攻めを見せます。 |
バックを取れば肩車フェイスバスター、再度バックを取り投げっぱなしジャーマンで田中をまたしてもリングの外へ投げ捨てます。自分のやり方を貫く田中、リングへ戻ればSTFに捕らえますがNONOが2発目のターボドロップUから駆け登りムーンサルトプレス。 そしてパイルドライバーからリバースバイパーホールド。サブミッションを逆に決めて、屈辱的なギブアップ負けを狙います。これはなんとかはずれましたが、NONOがもう一度パイルドライバーを決めると2度目の駆け登りムーンサルトプレス。そして鬼童クラッチに移行、容赦なく攻めまくるNONOがここで3カウントを決めて勝利。第一試合のミキスケ同様、TRW勢がシングル戦を圧勝で収めています。 |
○NONO 対 田中× (11分27秒、鬼童クラッチ) |
〜第4試合〜 ゴリラ松井&ドーベルマン 利明 VS ワリーネ・デードリッヒ&ワルガキッド |
前日壮絶なハードコアマッチを繰り広げた利明とワリーネがタッグで再び激突。序盤に合体パワーボムを決められた以外は、前日負けた悔しさを晴らす様に松井・利明組優勢なペース。特に存在感を示す利明、急所攻撃や延髄ラリアットで強引に攻め込み、相手を寄せ付けません。 ショートレンジラリアットを決めると利明がマイクで罵声を浴びせ、ワリーネへ馬乗りナックル、ネックハンギングドライバー。この後もショートレンジラリアットとセイバーハンマーを多用し、ワリーネなにもできず。このままワルガキッドに交代します。 ここからはワルガキッドがなんとか体勢を持ち直そうとします。ロープに振ってのジャンピングエルボーや踏み込み地獄突き、そしてお返しとばかりに急所へニースタンプを打ち込めば、コーナー串刺しのエグい喧嘩キック。さらに非情の顔面肘グリ。 |
しかしセイバーハンマーですぐに利明が引き戻し、この試合2発目のネックハンギングドライバー。ワリーネの援護を受けてワルガキッドがサマーソルトドロップを決めますが、その後も反撃を許さない利明、カナディアンバックブリーカードロップからチョークスリーパーでギブアップを狙います。 その後4人が入り乱れ、松井がワリーネへSヘビー・ダイビングボディプレス。これを受け利明がワルガキッドをロープへ振り、フロントハイキックを決めますがこれはワルガキッドが寸前でかわし、逆にワルガキッドが引き倒しラリアットを決め、中指を立てるパフォーマンス。ここまで圧倒されているパロXチームがようやくファンの期待に応えます。 ここでフォールに入り、松井がカットに入りますが、ワリーネはさきほどのダメージが大きく、混戦に参加できず。ここから再び軍プロチームにチャンス到来。利明が自分の頭を指差すと、松井がワルガキッドの頭部を強烈に打ちつける連続ベリートゥバックを決め、利明フォール。これはなんとかワルガキッドが2で間に合います。 |
ワリーネの援護が期待できないワルガキッド、逆さ押さえ込みでフォールするのがやっとという状況。すぐさまこれは松井がカットし、軍プロチームの2人が同時にアピール。利明がセイバーハンマーからダイビングボディプレス、そのままチョークスリーパーに捕らえ再びギブアップを狙います。 この危機にワリーネが必死にリングインしますが、スタミナは尽きておりサポートに回れず。松井がワルガキッドへ喧嘩屋ラッシュを喰らわし利明マイクアピールからコーナーへ。ダイビングボディアタックで体ごとぶつかっていってフォールし、ワリーネのカットが間に合わずが3カウント。 これに悔しさを露にするワリーネ、試合終了後も利明へストンピングを乱打しますが、その姿もどことなくむなしく。利明チームが前日敗れた分を倍に返しての圧勝です。 |
松井 ○利明 対 ワリーネ ×ワルガキッド (13分04秒、ダイビングボディアタック) |
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